3月10日（日）～3月16日（土）は、世界緑内障週間です。

緑内障は、日本で、中途失明原因の第一位です。視神経が障害される慢性疾患で、徐々にではありますが、視界がせまくなっていきます。点眼による予防治療が主になり、回復が困難な病気です。

初期症状がほとんどないため、発見がむずかしいのも特徴です。40歳以上では、17人に一人が発症するとされており、発症に気づかれていない方も多くおられ、国内で推定で数百万人の潜在的な患者様がおられるとされています。

中高年の方は、症状がなくても、一度は眼科受診をされることをおすすめいたします。

自覚症状がなく、かなり進行されて受診される患者様や、一度緑内障の診断をうけているのにかかわらず、治療を中断してしまわれて進行してしまっている患者様も多くおられます。診察していて、もっと早く受診いただければ、、と思うことは少なくなく、これを機会に緑内障についてひろく知っていただくことはとても意義深いことだと考えております。

私は緑内障の研究と診療をライフワークとしております。緑内障の啓蒙活動であるライトアップ in グリーン運動に継続参加しており、世界緑内障週間の期間中、当院の正面玄関を夜間グリーンにライトアップする予定です。

幻想的できれいだと思っておりますので、ぜひご覧になっていただき、緑内障について、もっともっと知っていただきたいです。

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