診療内容

黄斑前膜・黄斑円孔

原因

目の内部の白身にあたるゼリー状の硝子体は、年齢とともに液化して収縮します。(後部硝子体剥離)目の奥の網膜の中心にある黄斑部には、もともと硝子体がしっかりくっついており、硝子体が収縮して引っ張ることで、変形を起こしてしまいます。これが黄斑前膜・黄斑円孔の原因です。
黄斑前膜では、黄斑の前側に張った繊維性の膜が収縮して、黄斑にしわが寄ります
黄斑円孔では、黄斑に孔が開いてしまいます

黄斑前膜のOCT(断層写真)
黄斑円孔のOCT(断層写真)

症状

ものがゆがんで見える、曲がって見える、中心が見にくい、視力が下がる、かすむ、などです。

治療

薬で治ることはありませんので、進行したら手術を行います。ほとんど白内障と同時手術をおこないます
黄斑前膜の手術では、引っぱって負担をかけている硝子体をなるべく取り除き、黄斑前膜を除去します。
黄斑円孔の手術では、同様に硝子体を取り除き、ガスを目の内部に入れます。ガスが黄斑円孔に当たるようにしばらく、うつ伏せ姿勢が必要になります。
黄斑は非常にデリケートですので、変形が進行してから手術をしても、視力・視機能の回復が悪くなります。したがって変形が比較的軽い、適切なタイミングで手術をする必要があります。
どちらの手術でも視力やゆがみや中心の見にくさが改善するのに、術後数カ月から半年の期間が必要です。残念ながら歪みや、中心の見にくさはいくらか残ることが多いです。

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。