診療内容
斜視
斜視とは、片方の目はまっすぐ対象物を見ているのに、もう片方の目は別の方向を見ている状態です。
ずれている方の目の向きによって内斜視・外斜視・上斜視・下斜視にわかれます。
生後6か月くらいまでの赤ちゃんは、ほとんど見えてないため視線が定まらず、斜視のように見えても心配はいりません。
1歳を過ぎても視線が合わない、ずれていると感じたら斜視である可能性が高いです。小学生に上がるまで、斜視を見逃してしまうと、視力や立体的に見る力(立体視)が育たなくなってしまう恐れがあります。
成人で発症することもあり、全年齢の約3%にみられます。
原因
斜視の原因はさまざまです。
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強い遠視
1歳前後から目立つようになります。遠視矯正眼鏡がまず必要になります。眼鏡で向きが完全に治らない場合、手術になる可能性があります。 -
目を動かす筋肉・神経の異常
糖尿病・高血圧などで、目を動かすための筋肉が麻痺して起こることがあります。 -
片目の視力障害
目の病気やケガが原因で、視力に極端に左右差がある場合、視力が低い方の目は外斜視になります。(廃用性外斜視) -
脳の病気
脳梗塞・脳腫瘍・脳出血・脳動脈瘤などで起きることもあります。 -
全身の病気
バセドウ病・重症筋無力症など、特殊な全身の病気にともなって発症することがあります。 -
スマホ内斜視
長時間、スマートフォン・ゲーム・タブレットなどを見ることで、目を内側に向ける筋肉が寄ったまま戻らなくなる状態です。
症状
小児では、顔や首を傾ける、片目つむりをする、集中力が弱い、など。成人では、外見上気になる、二重に見える、疲れる、頭が痛い、肩がこるなどです。
治療
それぞれの原因によって異なります。
遠視が原因のものは、遠視矯正眼鏡で改善します。プリズム眼鏡(視線の向きを矯正する眼鏡)を処方することもあります。
小児では同時に、目を寄せたり、両目でものを見たりするための訓練を行うこともあります。
眼鏡での改善が期待できない場合は手術を考えます。眼球を動かしている筋肉の位置調整をすることで、目の向きを治します。
脳や全身の病気を疑って、脳外科や内科に紹介することがあります。そちらで治療が必要になることがあります。
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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午前 9:00〜 13:00 |
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午後 15:00〜 18:00 |
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※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。
眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。
原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)
緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。
コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。