お知らせ

2020.06.15 学会・勉強会

多焦点眼内レンズのセミナーを聴講しました

本日6/15(月)診察後19時から20時まで、ジョンソンエンドジョンソン社主催の、web勉強会『最新の多焦点眼内レンズアップデート』

を聴講しました。

新型コロナウイルス感染の影響により、勉強会はweb形式にかなりの割合で移行しています。移動時間がなくなり、効率よく勉強できるようになりました。

今回は、兵庫県のツカザキ病院眼科の野口先生が講演されました。

ジョンソンエンドジョンソン社の単焦点眼内レンズ:ZCBのプラットフォームとしてすぐれている点:レンズの汚れ(グリスニング)を生じにくいこと、コントラストが良好なこと。欠点であった、回転しやすさも改良されていることを述べられていました。

また、同社の単焦点眼内レンズ、テクニスマルチフォーカルファミリー(ZKB,ZLB,ZMB)とシンフォニーのそれぞれの特徴について講演されました。

まず、ジョンソンエンドジョンソン社の各多焦点眼内レンズは、30cm,50cm,70cmというそれぞれの距離で他社と比較して、視力・コントラストが良いことを示されていました。

先生はテクニスマルチフォーカルファミリーの中でもっとも加入度数の強いZMBを好んで使用されておられました。

また、それぞれのレンズでハロー・グレアを生じ、特にシンフォニーでスターバーストを生じること、

また、シンフォニーと、各種テクニスマルチフォーカルを組み合わせることで、連続した明視域がえられること。また、患者様のライフスタイルに応じて、距離別のテクニスマルチフォーカルを選べることを述べられておられました。

また、最後にシンフォニーの改良版:シナジーという眼内レンズの情報にも触れておられました。予想通りシンフォニーの弱点である、近方視をおぎなったのものでヨーロッパの学会では、3焦点をふくめた、他社のレンズよりも、すべての距離で視力が出ていたという報告をされていました。

日本への導入も決まっているそうなので、期待できるレンズになりそうです。

現在主流となっている、3焦点眼内レンズ;パンオプティクスとどちらが患者様にとって良いのか、見極めていきたいと思います。いずれにせよ、レンズの選択肢が増えるのは喜ばしいことだと思います。

 

 

 

 

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