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2024.08.01 その他の病気

梅毒による目の炎症

昨年にひき続き、梅毒の急増が報告されています。江戸時代から記録がある、古くて新しい感染症です。2011年から患者数が増加し、1昨年が1万人を超えましたが、昨年は1万5千人にせまり、まさに急増しています

昔の病気、治る病気、と思われていますが、ペニシリンという特効薬がありますが、(ドラマ『JIN』でもありましたね。)現在でも、重症化することはあります。数年から数十年かけてからだをむしばみ、脳や心臓に思い障害をのこす、場合によっては死に至ることもあります。

また、お母さんから、赤ちゃんへの感染もあります。

梅毒の検査と治療方法 - 注意すべき初期症状・感染経路は?|天神 ...

このように恐ろしい梅毒ですが、目の炎症をおこすことがあることはあまり知られていません。

梅毒は、結核とともに感染性ぶどう膜炎の代表的な原因となり、目の炎症の原因になります。目の症状としては、充血・違和感・目やに・涙・見にくさなどさまざまです。

目の深部、網膜、視神経に炎症をおこすことが多いことも特徴で、視力障害につながりやすいです。

私は、九州大学在籍時に、ぶどう膜炎患者様の長期的なデータを解析し、その結果を、全国学会に発表、大きな反響を得て著名雑誌に掲載されました。

 

梅毒の確定診断、全身的な治療に関しては総合病院を紹介させていただきますが、目の治療は、ステロイドの点眼・内服・各種注射をおこなっております。

梅毒は、性行為での感染がほとんどです。行為後数カ月以上たってから目の炎症をおこすことが多いです。上記のような目の症状を感じられたら、早めに受診されることをおすすめいたします。

 

お電話でお問い合わせいただきましても、目を診察せずにお答えすることはいたしかねます。診察で目をしっかり診させていただいたうえで詳しくご説明さしあげます。

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診療時間

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