お知らせ

2023.08.24 その他の病気

眼瞼けいれんとは

眼瞼けいれんとは

自分の意志と無関係に、まぶたがピクピクとけいれんすることです。 正常の方でも、緊張や疲れを原因として、一時的にけいれんすることはよくあり、眼瞼ミオキミアと呼ばれます。数日から数週間で自然におさまります。

一方病的な眼瞼けいれんでは、けいれんの程度・頻度が増悪して生活に支障がでるため、治療が必要になる状態です。中高年の女性に多いです。

<原因> 原因は、脳内でまぶたの動きをコントロールするシステムの異常です。精神安定剤・睡眠剤などの内服薬の長期間の服用が原因になることもあります。

<症状> 症状は、まぶたがけいれんすること以外にまぶたの違和感がある、乾く、まぶしい、しょぼしょぼする、目が開けにくいなどで、ドライアイの症状に似たものが多いです。 進行すると、人・ものにぶつかりやすくなり、外出が困難になり、視力は出るのに実質的には失明に近い状態になることさえあります。 まぶただけでなく、口や頬もけいれんすることもあります。

症状の進行はゆるやかですが、自然に治ることは期待できません。

<治療> 治療は、ボツリヌス(ボトックス)注射が基本になります。ボトックスは神経毒の一種で、目の周りの筋肉の異常興奮をおさえる作用があります。日帰りで、数分間で治療は終わります。 あわせて、原因となっている薬剤の休薬、ドライアイの点眼薬、まぶしさを減らす遮光眼鏡の処方などをおこないます。

ボトックスの注射は、多くの患者様に効果があります。しかし効果が3-4カ月で弱くなりますので、症状をおさえるためには、定期的に投与する必要があります。

少数の患者様に、一時的ですが、ものが二重に見える、まぶたが下がるなどの強い副作用がでることがあり、注意が必要です。 重症例は脳外科で手術をおこなうこともあります

重症になると、まぶしさが強まり、目を開けているのがつらくなります。

 

お知らせ一覧へ戻る

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。