近視の原因には遺伝的要因と環境要因があることがわかっています。

遺伝的要因とは、先祖や両親から受け継いでいる遺伝子によって生じる要因です。環境要因とは、テレビゲーム・スマートフォン・タブレットなどの近くを見る近業作業が増えて、外遊びが減るといった生活の環境からくる要因です。

遺伝的要因の方が、環境要因よりも近視の発症に与える影響が大きいことがわかっています。テレビゲーム・スマートフォンを制限しても、遺伝的要因をもっているお子様は高い確率で遺伝してしまいます。その遺伝的要因を調べることができる「近視遺伝子チェック」を広島東部で初めて導入しました。

これは、横浜市立大学眼科の研究をもとに、近視に関わる様々な遺伝子を解析します。遺伝的に近視になるリスクを、5段階評価で知ることが出来ます。(20歳時点で、近視のない日本人全体と比較して示されます。)

検査方法は非常に簡単です。

受診いただき、視力・屈折・眼軸長・前眼部などの検査、診察後に、「近視遺伝子チェック」を窓口で購入いただきます。

ご本人で（難しければ保護者様でも大丈夫です）左右の口腔粘膜を片方ずつ約1分間こすって検体採取します。検査申込書兼同意書に記入して、ともに検査施設に郵送します。約1か月後に、ご自宅に検査結果が届きます。結果をご持参のうえ受診していただき、結果をもとに、予防治療の方針をご説明します。

なお価格は1キット 15,400円税込みとなります。

当院は近視治療に力を入れております。最新予防薬「マイオピン」の実績は市内トップクラスです。