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2023.07.19 その他の病気

ものもらい(めぼ)とは

ものもらい(めぼとも言います)は、まぶたに炎症を起こして腫れる状態です。細菌感染を原因とする麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と、しこりになる霰粒腫(さんりゅうしゅ)があります。

麦粒腫はまぶたの縁や内部に細菌感染を起こすことが原因です。汚い手で目を触ったりして、目の周りが不潔になることが原因です。症状は、まぶたが腫れたり、赤くなり、痛みを感じます。大きくなって自然に医破れて治ることもあります。まず点眼・軟膏・内服を投与しますが、膿の量が増えて大きく腫れた場合には切開をおこないます。切開は数分で終わり、運転やコンタクトレンズも通常通りできますので、生活の制限はありません。

日常生活でできる予防法として、目の周囲をきれいにしておくこと、コンタクトレンズの管理をしっかりして、長時間装用しないようにすること、睡眠をしっかり取り規則正しい生活をすること、過度のアルコールや香辛料などの摂取をひかえることなどがあります。

霰粒腫は、マイボーム腺の出口が詰まることが原因です。マイボーム腺は、目を乾きから守るための脂分が出る分泌腺です。そこに炎症が起き、肉芽腫という、にきびに近いしこりができる病気です。

症状は、痛み、赤みがほとんどなく、まぶたの内部にコロコロとしたしこりができます。触ると動くのが分かります。

小さいものは、点眼・軟膏・内服で小さく目立たなくなりますが、大きいものは治療の反応が悪く、何か月、1年と残ることがあります。

そういう場合には切除をおすすめします。手術は5~10分で終わります。注射麻酔をする時に痛みを感じますが、その後の痛みはほとんどありません。確実に取るために、ほとんど皮膚側から切開して縫合します。しわに沿って切りますので、傷あとはほとんど気になりません。(どうしても気になる方は注射も選択いただけます。)

術後の生活は、運転をふくめて普通にしていただけます。なお1~2週間後に抜糸が必要になります。

手術以外に注射という方法もあります。腫れ止めの薬剤をまぶたに注入しますが、効果は限定的で手術には劣ります。

麦粒腫・霰粒腫は強い結膜炎と違って他人へうつることはありませんので、日常生活は普通にしていただけます。

霰粒腫です。痛みはほとんどなく、しこりを触れるだけです。長引く場合は手術を考えましょう

大きくなった霰粒腫です。これくらいでは手術をした方が良いです。自然には引くことは考えにくいです。

さらに大きくなった霰粒腫です。やはり手術の対象です。

 

 

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