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2022.05.26 その他の病気
『見えにくい』原因
以前それぞれの目の病気について、投稿をしておりましたが、視点を変えて今回からは目の症状ごとに考えられる病気について、説明してまいります。
今回は『見えにくい』原因についてです。これは本当に様々ありますが、
①ピントが合わない、裸眼視力が低い状態(屈折異常といいます)があります。近視・遠視・乱視です。 中高年の方では、さらにピントを合わせる力が衰える老眼の影響もでてきます。これらは眼鏡が解決法になります。
➁ドライアイ、異物がはいること、微生物の影響などで、目の表面の角膜に傷ができる状態があります。目の表面の光を通す窓にあたる場所に傷ができますので、すりガラスを通してみるような状態になります。痛み・違和感を伴うことが多いです。目薬の治療をまずおこないますが、重症の場合、涙点プラグをおこなうこともあります。
↓角膜の下の方に黄色で染まる傷があります。 涙点プラグを挿入している図です。
➂高齢の方の代表的な視力障害の原因となる白内障があります。視力が下がる、かすむ、まぶしい、二重に見える、などの症状がでます。60歳前後で発症し、進行して多くの方が手術を必要とします。
↓手術前の、白内障で水晶体がにごった状態と、術後に、透明な人工レンズを入れた状態です。
④目の内部で炎症をおこすぶどう膜炎があります。目の前側のスペース:前房や、中間の組織:硝子体に汚れがでて光を通しにくくさせて視力がさがります。眼底に腫れを起こして醜くなることもあります。通常充血や痛みをともないます。ステロイド薬を、点眼・内服・注射などの方法で投与して治療します
↓炎症のために、前房に細胞が浮遊し、光を通しにくくします。
⑤緑内障・加齢黄斑変性症・網膜剥離・糖尿病網膜症などの目の奥の光を感じ取る組織:眼底の成人病があります。種類が多く、それぞれ特徴的な見方の症状がありますので、後でそれぞれの症状で説明させていただきます。
↓左上から順に、緑内障・加齢黄斑変性症・網膜剥離・糖尿病網膜症の眼底写真になります。
診療時間
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