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2021.07.12 その他の病気

弱視とは

弱視とは、何らかの原因で視力が発達できなくなった状態です。人間の視力は生まれた直後には0.01程度で、光の刺激をうけてものを見ることを通して、視力が成長していき、8~9歳くらいに成長が完成します。

この年齢までに、十分な光の刺激をうけれないと、視力の発達がとまってしまうのです。

視力検査では、裸眼の視力と、眼鏡で近視・遠視・乱視をのぞいた最大の視力(矯正視力)をはかります。

弱視は、矯正視力が出ない状態をいいます。

たとえば裸眼視力が0.01でも、矯正視力が1.5であれば弱視ではありませんが、裸眼視力が0.5でも、矯正視力が0.9であれば弱視という診断になります。

弱視の原因でもっとも多いのが、極端に遠視・乱視がつよい場合です。目の奥の光を感じる網膜に十分な光の量がはいらなことで視力の成長がさまたげられます。

また左右の目の度数差がつよすぎる場合、

左右差がつよい場合、度数の軽い、視力の良い方の目ばかり使用してものを見るようになってしまいます。よって度数の強い方の目の視力の成長がさまたげられてしまうのです。

また、斜視があるために、両眼で同時に見ることがさまたげられることで、視力やものを立体的に見る能力が発達できないこともあります。

またまれではありますが、先天的な白内障・緑内障などがある場合、眼瞼下垂がある場合も弱視をおこす可能性があります。

弱視の治療は眼鏡で遠視・乱視・近視を完全に眼鏡で矯正することが基本になります。

度数の左右差が原因の場合、視力の良い、度数が軽い方の目を隠すことで、度数の強い目を刺激させ視力を成長させるアイパッチ:遮蔽治療を使用したり、アイパッチが難しい場合、瞳孔を開く目薬をもちいる場合もあります。

最近の治療法として、オクルパッドというコンピューターのゲームをすることで、アイパッチ異常の効果がえられる場合もあります。アイパッチにくらべ心理的・肉体的負担が軽いのが特徴になります。

 

視力・度数に左右差がある場合、アイパッチをすることもあります。

アイパッチの負担を軽減するために、オクルパッドが登場しました。

 

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眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

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