コンタクトレンズがいつの日か、視力矯正以上の効果を発揮する日が来るかもしれません。血糖測定と薬剤投与機能を兼ね備えたスマートコンタクトレンズの機能性が動物実験で確認され、著名外国雑誌に掲載されました。

スマートコンタクトレンズには、柔軟な素材でできた超薄型の電気回路とマイクロコントローラーチップが内蔵されている。そしてコンタクトレンズ上の化学物質が涙液のブドウ糖と結合し、ブドウ糖の量に比例して生じる電流変化から糖濃度を測定する。また、その際に発生する電流は、薬物を放出する際の動力としても用いられる、とのことです。

眼圧を計測できる、スマートコンタクトレンズは、高価ですが一部の医療機関で使用がはじまっています。スマートコンタクトレンズで眼圧計測、血糖測定、薬物投与(硝子体内注射)ができるようになるかもしれません。スマートフォンで眼底撮影をするのもこころみられています。

夢のような話ではありますが、将来的にオンライン診療と組み合わせると、通院の必要なく、スマートコンタクトレンズ、スマートフォンからの情報で、医師が診療し、薬剤を決定、スマートコンタクトレンズから投与するという時代がくるかもしれません。

新型コロナウイルスの感染リスクも減らせるということになります。