お知らせ

2019.07.23 その他の病気

色覚異常について

平成15年度からは学校で定期検査として色覚検査が行われなくなりました。その結果、進学や就職の時期までに色覚異常を自覚せずにいた生徒が、希望する道へ進めない例が出るようになってしまい、平成28年4月から学校で再度色覚検査が、希望者対象に行われるようになりました。

色覚異常の頻度はおよそ男性の20人に1人とかなり多く、女性の500人に1人と言われております。色覚異常にも色々なタイプや程度の差があります。有効な治療法が有るわけではありませんが、児童生徒が自らの色覚の特性を理解しておくことは大切です.

将来の職業を自身の特性にあわせて選択をする手がかりになります。(色覚異常があることで就職できない職業はかなり減りました。)色覚異常者が見づらい特定の色が、その色として見えるようになるわけではありませんが、誤認し易い色ごとの明暗を強調して、特定の色の区別が分かるようにする特殊な眼鏡もあります(通常はこのような特殊な眼鏡は必要としない方がほとんどです)。

将来の職業を選択する前に中学生までに色覚検査を一度は受けることをおすすめいたします。当院で実施可能な色覚検査の種類は、石原式色覚検査表Ⅱ国際版と、パネルD-15という色相配列検査になります。詳しくは当院医師までご相談下さい。

教育現場では以前から、色覚異常の児童や学生のために、板書に赤いチョークは使われる頻度は減り、教科書の図表の色も配慮されるようになってきております。今後は社会的にも交通信号や標識、防災マップやその他においても、色覚異常者が識別しやすいカラーユニバーサルデザインが、さらに考慮される必要があると思います。

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診療時間

診療時間 日・祝
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午後 15:00〜
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※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。