お知らせ

2024.06.13 視神経の病気(緑内障)

失明原因の順位

定期的に、国内の失明原因となる病気の順位は調査の上公表されています。

最近の2019年のデータでは

原因疾患の第1位は緑内障、第2位は網膜色素変性、第3位は糖尿病網膜症、第4位は加齢黄斑変性症でした。

2015年度と比べて順位に変化はありませんでしたが、緑内障の割合が28.6%から40.7%に急増していました。

画像:日本人の視覚障害の原因疾患

この原因として、平均寿命がのびているために緑内障が増えていることと、第3位の糖尿病網膜症、第4位の加齢黄斑変性症が治療方法の進歩によって、失明をまぬがれるケースが増えていることがあると思います。

第3位の糖尿病網膜症は、内科の先生方との連携がすすむことで、早期に眼科受診していただき、レーザーをおこなうことで、進行予防ができています。

第4位の加齢黄斑変性症は抗VEGF療法の広まりによって、予防ができることで、失明に至らないケースが増えています。

第2位の網膜色素変性は、遺伝子療法、人工網膜など、治療の研究はすすんでいますが、現時点では治らない病気です。以前は3位でしたが、最近上昇しています。

 

慢性疾患であり、治療が確立していない緑内障・網膜色素変性の順位・割合があがったことになります。

引き続き、緑内障は失明原因の第一位で、割合も上昇して、眼科の最重要疾患です。私は緑内障治療をライフワークとしています。

大学病院に所属していた際には、臨床研究に没頭して、その研究成果を国内外の学会・研究会で多数発表しました。厳しい審査を経て、世界最高峰の学会ARVO(Association for Research in Vision and Ophthalmology)でも発表しております。くわしくは院長業績をご覧になってください。⇒院長業績 | こいけ眼科 (koikeganka.com)

 

開業してからは、緑内障診療にさらに力を入れるようになりました。勤務医時代は数年ごとの病院移動があるため、一人の緑内障患者様を年単位でみる経験はすくなかったです。

開業して8年をこえて、本当に多くの緑内障患者様を長期間にわたって診療をさせていただき、自分の緑内障診療がさらに深まったと感じております。

学会・研究会からえられる最新の知識を診療におとしこみ、最新の日帰りレーザーを積極的におこなうことで、緑内障の視野障害を早期に予防できます。

(日帰り施設ですので、入院が必要となる緑内障手術については連携施設をご紹介いたします。)

広島市内全域から、多くの緑内障患者様を受けております。

 

 

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診療時間

診療時間 日・祝
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13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。