お知らせ

2024.06.02 視神経の病気(緑内障)

眼科で行う検査➆ FDT視野計

視野検査は見える広がり、見える範囲をしらべる検査です。視野検査は当院には3種類ありますが、このFDT視野計はその一つになります。(当院は緑内障診療に力を入れており、3種類備えているのは、市内のクリニックでは当院だけです。)

FDT視野計は、緑内障のスクリーニングに使用することが多いです。スクリーニングとは、ふるいにかけるという意味で、手早く、大まかに緑内障かどうか調べます

もちろん、いい加減にという意味ではありません。緑内障の初期をとらえる感度は、3種類の視野でもっともすぐれています。また検査時間も片目で40秒程度ですので、患者様のご負担も極めて少ないという特徴もあります。

FDTは緑内障でもっとも早く障害を受ける、M細胞系に直接はたらきかけて異常を検出するため、ハンフリー視野計で異常が出る前段階から緑内障の変化をとらえることができます

OCTや眼底検査で緑内障を疑った場合まずおこなうべき検査です。

ハンフリー視野計との使い分けですが、ハンフリー視野計は、じっくりと正確に緑内障を判定します、一方FDT視野計は、素早く、手軽に緑内障を判定します

緑内障専門医としては、ハンフリー視野計のほうが得られる情報が多いので、ハンフリー視野計を選択したいです。

しかし、患者様のお時間がない時、緑内障の可能性が低いと感じている時は、あえてFDT視野計を選択することもあります。ただしFDTは検査が速すぎるので、一般的にご高齢の患者様には向きません。

以上を勘案して患者様にとってベストの視野検査法を毎回選択しております。

 

それでは検査の受け方です。非常にシンプルです。裸眼で、検査をする方の片目で機械をのぞきこんでいただきます。中央の黒い点だけを見つめるようにしてください。

画面が上下左右16分割されており、その一部分が、ぶるぶるっと震えますので、震えたと感じたら、親指でボタンをおしていただきます。それを約40秒くりかえしていただくだけです。

片目が終われば、基本的にもう片方の目を計測します。

3種類の視野計の中では、もっとも時間が短く、ご負担なくお受けいただけますので、ぜひ検査にご協力ください。

 

 

 

 

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