お知らせ

2024.05.01 視神経の病気(緑内障)

緑内障になりやすい方の特徴

緑内障は、眼圧が上昇して、目の奥の視神経を傷害して、視野が失われていく病気です。失明原因の第一位で、中高年の方の5%以上がかかる、もっとも重要で、身近な目の成人病です。

40歳以上で、17人に1人以上と非常に多くの患者様がおられ、診断を受けていない、潜在的な患者様も数百万人おられるとされています。

それだけありふれた緑内障ですが、なかでも特に緑内障になりやすい方、また悪化しやすい方の特徴についてまとめます。

検診で、緑内障疑い、視神経乳頭陥凹拡大、眼圧が高いなど、緑内障に関する指摘を受けている方

これは当然なのですが、いそがしくて眼科受診できていない方は多いものです。緑内障は初期は自覚症状がありません。目の症状がなくても、ぜひ受診してください。

緑内障の遺伝性を持っておられる方

緑内障と遺伝の関係は研究がすすんでいる最中です。40歳以上の5%以上と、とても多い緑内障ですが、家系内に複数緑内障の方がおられると、それだけ可能性が高くなります。

近視が強い方

近視が特に強い方では、眼球が前後にのびる変形を起こします。視神経に変形

メージが加わり、緑内障を発症しやすくなります。

糖尿病がある方

糖尿病があると、全身の血流が悪くなり、目の血流も低下するためです。特に、糖尿病が悪化すると、目の水の流れ出口にあたる隅角に新生血管をはやして、水を詰まらせる、血管新生緑内障を起こすことがあります。血管新生緑内障は緑内障の中でもとくに重症のタイプで、手術が必要になることが多いです。

高血圧がある方

糖尿病と同様に、目の血流が悪くなるためです。

貧血がある方

目の血流が低下している可能性があるためです。

冷え性・循環不全の方

糖尿病と同様に、目の血流が悪くなるためです。

片頭痛がある方

目の血流が低下している可能性があるためです。

睡眠時無呼吸症候群のある方

息をとめると、胸腔内圧があがり、眼圧も上がるためです。

ステロイド治療を受けたことがある方

ステロイドの内服・吸入薬・目薬・軟膏、いずれの薬剤でも、眼圧が上がる可能性があります。投薬直後に、一度は眼科受診しましょう・

スポーツ、格闘技などで目を打ったことがある方

外傷自体で、視神経にダメージを負う場合と、目の水の流れ出口である隅角の変形をおこして、眼圧をあげて緑内障になる場合があります。

以上に当てはまる方は、一度眼科受診されることをつよくおすすめいたします。(とくに40歳以上の方はリスクが高くなります。)

 

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