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2024.04.30 視神経の病気(緑内障)

緑内障手術 VS 緑内障日帰りレーザー

緑内障は、眼圧が上昇して、目の奥の視神経を傷害して、視野が失われていく病気です。失明原因の第一位で、中高年の方の5%以上がかかる、もっとも身近な目の成人病です。

治療は、まず目薬:点眼で眼圧を下げることが基本になります。点眼を増やしていっても視野の進行が抑えられない場合は、レーザーか手術が必要になります(内服薬もありますが、副作用が強く、長期間使用することは難しいです。)

レーザーと手術はそれぞれ、メリット・デメリットがあります。

まず、レーザーのメリットは、手術に比べて患者様の負担が非常にすくないことです。レーザーは日帰りで、3~5分で終了し、特別な準備や、治療後の生活制限はなく、入浴・お化粧もその日から普通にできますし、運転・お仕事への影響もありません。

一方、緑内障の手術は、日帰りまたは入院です。手術時間も種類によって、10分~30分を超えることもあります。

日帰りの術式は、眼圧の下がり方が中程度で、入院の術式は、眼圧が強力に下がります。入院期間は経過によって、数日から1週間程度です。

入院が必要になる、白目にバイパスをつくる術式では、目の強度が弱くなるので、目の打撲に一生注意が必要ですし、感染症のリスクもあります。術後もある程度頻繁な定期通院が必要です

それに対して、レーザーでは、治療後、定期通院は必要ですが、間隔を開けれることも多く、目の扱いは通常と変わらず、気にせずに生活できます

レーザーは数年で、眼圧が再上昇した際に、くりかえし照射することができます。一方、緑内障の手術も再手術は可能ですが、回数に制限があります。

 

レーザーのデメリットは、手術に比べて、眼圧の下がり方がよわいことです。また、一部眼圧が下がらない、無効例もあります。(およそ70%の患者様で眼圧は下がります。)

一方手術は、ほぼ確実に、強力に眼圧を下げることができます。進行した緑内障では、やはり手術が必要になります。

初期から中期の緑内障では、安全性の高いレーザーをまず行うのが良いでしょう。複数回レーザーをおこなっても眼圧が下がらない場合、手術に切りかえるのが一般的です。

 

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