お知らせ

2022.07.15 視神経の病気(緑内障)

3種類の視野検査の運用

前回お伝えしましたように、3種類目となる視野検査機械、FDTを導入致しました。

既存のハンフリー視野検査、ゴールドマン視野検査とそれぞれ特性がありますので、適宜使い分ける、組み合わせることで、緑内障診療のレベルアップを目指します。

まずハンフリー視野検査が、ゴールデンスタンダード、検査の主役であることは変わりません。当院は中でも最新機種を採用しておりますので、標準の24-2のモードだと、片目2-3分で終わります。(さらに正確に診察したい場合、また他院のデータと比較する場合に、時間は長くなりますが、30-2モードを選択することもまれにあります。)

短時間で正確な診断ができますので、これをほとんど受けていただきます。

次に今回導入したFDTですが、まず片目45秒という、きわめて短時間で終わることが特徴です。緑内障の初期の変化をもっとも早くとらえますので、検診などで、緑内障疑いの患者様など、緑内障のボーダーラインの患者様が対象になります。OCTの網膜神経線維層厚の評価をくみあわせて正確な診断をおこないます。

また、緑内障の診断がついている患者様でも、今後の進行の予測のために受けていただくこともあります。

最後にゴールドマン視野検査は、もっとも時間がかかります。患者様の応答を見ながら検査員がおこないますので、高齢の方では特に時間がかかります。片目20-30分かかることもあります。

幅広く、全体の視野をみることができます。緑内障以外の頭蓋内・視神経の疾患の診断にも有用です。予約制で月に1回おこなっておりますので、すぐに検査はできません。

通常のクリニックでは、視野検査はハンフリー視野検査しかないところがほとんどです。当院では3種類の視野検査を病状にあわせて使用することで、レベルの高い緑内障診療をおこなっておりますので、検診で緑内障をうたがわれた患者様、緑内障が気になる患者様、他院で緑内障の治療を受けておられてセカンドオピニオンご希望の患者様、どなたでも予約なく診療いたしますので、ご遠慮なく相談にいらしてください。

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。