お知らせ

2021.07.04 視神経の病気(緑内障)

視神経乳頭陥凹拡大とは

視神経乳頭陥凹拡大とは、眼科の健康診断で指摘されるものでもっとも多いものになります。言い換えると、緑内障の疑いということになります。

視神経とは網膜で感じた情報を脳に伝える働きをしており、視神経乳頭とは、視神経が眼球から外に出る出口をいいます。

視神経乳頭の中央にくぼみ:陥凹がありますが、視神経が傷害されて少なくなると、陥凹が拡大します。視神経全体に対する陥凹の割合が60-70%をこえると異常に大きいと判定されます。

視神経が傷害されて、視野がせまくなっていく病気が緑内障です。

視神経乳頭陥凹拡大を指摘された方のすべてが、正式に緑内障の治療が必要になるわけではありません。眼科を受診していただくと、視力検査・眼圧検査・眼底検査・OCT・視野検査などをおこなって総合的に緑内障かどうか診断します。

とくに重要なのが視野検査になります。患者様の見方の状態を正確につたえてくれるためです。ついでOCTという検査が重要になります。視神経の障害の程度を立体的に計測し、客観的にデータをだすためです。(比較して、眼底カメラでの視神経乳頭陥凹拡大の測定は経験にもとづく主観的評価になります。)

 

左:正常の視神経乳頭/ 右:視神経乳頭陥凹拡大、全体に対して陥凹が90%以上占めています。

緑内障を発症すると、上図の左⇒右のように緩やかに視野が欠けていきます。視神経乳頭陥凹拡大のすべてで視野が欠けているわけではありません。

視野計です。暗室内で、光が見えたら押す作業を繰り返して、片目で3-5分で計測できます。(当院の機械の場合)

 

OCT(目の断層写真)で、視神経乳頭周囲や、黄斑部の神経の状態を調べることで、緑内障発症のリスクが正確にわかります。

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