お知らせ

2021.03.04 視神経の病気(緑内障)

緑内障の合剤

緑内障は日本の中途失明原因の第一位で、ゆっくりと視界がせまくなる重要な病気です。治療法は点眼と、レーザーを含む手術になります。しかし、いずれも進行を遅らせる予防効果しかなく、視界を回復させることはできません。

安全な点眼治療が基本となります。

毎年のように新薬が開発されますので、多くの点眼薬がございますが、最近は、合剤が増えてきており、新薬の開発もそちらが多くなっています。

合剤は、今までの薬剤を組み合わせた薬剤です。目的は、患者様の点眼をさす手間と、薬剤代をセーブすること、また治療効果を確実にすることになります。

緑内障の点眼は1日1~2回さしますが、眼圧が下がりにくい、あるいは視野障害が進行する場合、増やしていく必要があります。

たとえば、1回点眼のものを1種類、2回点眼のものを2種類さすとすると、1日では、5回さすことになります。これは、働いておられる患者様では、非常に大変になり、うまく点眼をさせない原因になってしまいます。

2種類の薬剤を組みわせた薬剤であれば、1日の点眼回数を減らすことで、忙しい患者様でも安定して点眼を続けることができ、また薬剤代も減らすことで、患者様のご負担、ひいては国の財政負担も減らせることになります。

当院では、積極的に合剤を使用することで、患者様のいろいろなご負担を減らせるようにしております。他院からの転院の患者様で、点眼を多くご使用されている場合でも、合剤でまとめることで、喜んでいただけるケースもございます。

以下、代表的な合剤になります。

PG+β:ミケルナ、ザラカム、デュオトラバ、タプコム

β+CAI:アゾルガ、コソプト

α2+β:アイベータ

α2+CAI:アイラミド

 

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。