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2025.12.09 視神経の病気(緑内障)

緑内障の目薬を忘れない方法

緑内障は日本人の失明原因の第一位で、目の代表的な成人病です。
特徴は眼圧が上がって、視野がゆっくりと狭くなっていき、失われた視野は目薬をしても、手術をしても取り戻せなくなることです。  緑内障でも片目だけの初期の間は、視野が狭くなっていることを、反対の目や脳がおぎなって見せるため気づくことはありません。自覚症状が無いままに発症して進行するところも怖いところです。
緑内障の治療の第一は、目薬を毎日することです。目薬の回数は1-2回と少なく設定されていますが、毎日、目薬同士を5分以上開けてささないといけないので、働かれている患者様には(最近は60歳台はおろか70歳台でも働かれている方は少なくありませんので)ご負担となり、さし忘れてしまうこともあると思います。

 しかし点眼を忘れてしまうと、ゆっくりですが視野が失われていきます。上述のように、気づかれないうちに進行してしまっているかもしれません。  
 そこで目薬を忘れない方法について細かく解説いたします。 まず、毎日の生活習慣に関連付けて、さすことをおすすめしております。たとえば、朝ごはんの後、お風呂の前、夜テレビドラマを見る時、寝る前、、、などです。
  朝ごはんの後歯を磨く洗面台に置く。寝る前のベッドの脇のテーブルに置く。など置く場所も定めておくと、さらに忘れにくいでしょう。  
 特に1日1回点眼するものは、プロスタグランジン関連薬といって、緑内障で最初につかわれることが多い、第一選択薬になります。    
 これらは、目薬の後に洗わずに放置しておくと、目の周りに色を着けたり、睫毛を伸ばしたり、睫毛に色を着けたり、外見の印象を変える副作用が出る可能性があります。 目を洗い流すことで、副作用を予防できますので、お風呂前にさしていただくことで、意識せずとも副作用を予防することができます。  
また目薬同士は5分以上の間隔をとってさす必要があります。これは、間隔が近くなることで、混ざり合って効果を弱めてしまうのを防ぐためです。  スマートフォンのタイマー機能や、キッチンタイマーを使って管理されると良いと思います。  
 目薬を複数さしている患者様では、10-15分時間をとられてしまいますが、おすすめしている方法が、ネットフリックスやアマゾンプライムなどでお好きな番組を見ながら、あるいはゲームをしながら、タイマーで確認して目薬をしていただく方法です。 何もせずに待つ時間は苦痛だと思いますので、点眼の待ち時間を有効活用していただくのはどうでしょうか? ドラマ、ゲームで一番盛り上がっているところでピピッと鳴ると没入感が妨げられるかもしれませんね。  
 上記の方法で、毎日なるべく負担にならない形で目薬をつづけていただき、視野・視力を守る生活を続けていきましょう。 毎日の継続が、10-20年後までいつまでも見える生活を守ってくれるのです。
 それでも毎日の目薬がご負担になっているようでしたら、こいけ眼科では、緑内障の日帰りレーザー治療に力を入れています。  
 これは、痛みなく5分で終わる非常に安全な処置で、多くの患者様が2-3年間、目薬をやめる、減らせることが可能です。 ご興味をお持ちでしたら、お気軽に相談にいらしてください。

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