お知らせ

2024.09.24 その他

緑内障学会見聞録

9/21(土)午前診療後、新幹線で姫路に移動して、9/20(金)~9/22(日)まで開催されていた緑内障学会に参加してまいりました。

 

姫路についたのは、9/21(土)3時過ぎで午後の2番目の講演『緑内障検査のアップデート』に間に合いました。その後、機械展示とポスター展示をみてまわりました。

翌9/22(日)は、『つなげて語る緑内障治療 点眼薬&手術』『須田記念講演』『患者のwelll beingをめざした緑内障診療』を受講してまいりました。

とくに、『患者のwelll beingをめざした緑内障診療』では、広島大学の廣岡診療教授が座長を、奥道先生がシンポジストをつとめておられました。

 

二日間の内容を総合しますと、点眼治療に関しては、新薬がこの数年間出ていないこともあり、新しい情報は少なかったように感じました。

 

対照的に手術治療は、昨年から保険適応になったプリザーフロマイクロシャントに関する講演、ポスターが非常に多く、従来の代表的な濾過手術トラべクレクトミーと比べて、眼圧の下がり方はマイルドですが、合併症が非常にすくないことがしめされていました。

また、㈱アルコンから、ハイドラスという新しい緑内障手術デバイスが発売されました。今年秋保険収載ということでまさに最新の手術法になります。

アイステントのように金属器具を眼内に挿入するのですが、径8mm程度の弧状の器具で非常に大きいです。日本でまだ10例と行われていないのでこれから経過をみてどのような緑内障に向くのかを見定めていくことになると思います。

緑内障手術は最近活発に新しい手術法が出てきております。マイクロフックロトミー、アイステントなどMIGSという安全な手術法が広まっています。あわせてプリザーフロマイクロシャント、トラべクレクトミー、チューブシャント手術と選択肢がふえております。

ですが、どの手術よりも安全で短時間に行える緑内障レーザー治療;SLTの有効性も、非常に強調されていました。手術前にこころみる重要な治療法であることは間違いありません。

手術を回避するためにも、当院でもこれまで以上に力を入れてまいります。現在毎月10例程度と積極的におこなっております。

そしてレーザーをおこなっても、眼圧・視野のコントロールが得られない場合は速やかに、広大病院などの連携施設に紹介させていただきます。

午前中で、学会の講演はすべて終わりましたので、昼食後せっかくですので姫路城見学に行ってまいりました。

駅をおりて目の前に見えておりますので、行かないわけにもいかないという感じです。

また、大阪・神戸にはこれからも行く機会はあると思いますが、姫路ははじめてとなりますので。

ただ歩きはじめましたが、見えてはいるのですが、なかなか着かない、結構遠いです、、調べると1kmくらいあるのでした。少し疲れます。

ようやく着きました。さすがに綺麗です。歩いてきたかいがありました。日本を代表する名城、白鷺城。日本初の『世界遺産』だそうです。

下の写真は、あの黒田官兵衛が普請した石垣になります。

そして今年は世界遺産認定30周年ということなのです。

そこで、姫路城の前で200人がトランペットを吹く、というイベントが開催されていました。こういうのも旅の楽しみですね。姫路市長も来られていました。

最後に、駅前の有名ちゃんぽん店で、特製ちゃんぽんをいただきました。肉・卵にくわえて、しょうががのっているのが姫路流だそうです。姫路料理にはしょうががのっていることが多いのです。

またお土産の山をもって帰ってまいりました。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせ一覧へ戻る

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。