小中学生、高校生の児童さんは新学期が始まり、すこし落ち着いたころだと思います。この5月は学校で、視力検診・眼科検診がおこなわれている時期になります。

視力検診で指摘を受けたお子様は、学校から視力をA,B,C,と評価した用紙をもらうことになります。

ちなみにAは1.0以上、Bは0.9～0.7、Cは0.6～0.3、Dは0.3未満です。

B以下の指摘を受けたお子様は、眼科を受診するように指導があります。

眼科を受診いただいて視力を測ると、『学校でCだけど眼科ではA』など学校での結果と食い違うことがよくあります。

この場合は、眼科の方のデータを信用してください。

眼科では、何年間も毎日視力をはかる慣れた検査員が、個別個別丁寧に視力をはかるのに対して、学校では（決して否定するわけではありませんが）、視力をはかるプロではない、保健室の先生が年に2回、多人数を急いで、測りますので、どうしても違うことがあります。

ただ学校では授業の合間の限られた時間で、数百人単位で測らなければいけないので、限界はあると思います。

したがって、学校でAの評価で眼科受診の指示がなくても、ご本人が見えにくいようならぜひ眼科を受診してください。

当院では、白内障・緑内障の治療を得意としておりますが、同時に、小児眼科にも力を入れています。『0歳から100歳までの患者様の目のすべての病気を診療しております』