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2024.06.24 その他

眼科で行う検査⑫ アデノチェック

アデノチェックとは、『はやり目』の検査です。はやり目は、流行性角結膜炎ともいい、結膜炎の重症なタイプで、接触感染により、家庭・学校・職場で感染を広げる可能性をもっています。

接触感染とは、直接手を触れて感染するだけでなく、触れたものを後から触れるだけでも感染する性質をさします。新型コロナウイルスの飛沫感染ほどではありませんが、流行しやすいタイプの感染症です。

アデノウイルスを原因とします。通常の結膜炎と目の症状は共通してします。充血、目やに、違和感、痛み、涙などです。それ以外に、首のリンパ節が腫れたり、発熱・頭痛・倦怠感など全身の症状もしばしば起こします。

お子さんから発症することが多いですが、大人にもうつります。

結膜炎(はやり目)|20分でアレルギー検査|大阪市鶴見区の大阪鶴見まつやま眼科へ流行性角結膜炎(はやり目) - Online MEWS

問題になるのが、法定伝染病となり、幼稚園・保育園・学校は治るまでお休みされる必要があることです、また大人であっても、接触の多い職業(教育関係・介護関係・医療関係)でも原則お休みが求められることです。

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はやり目は、症状は強いのですが、治りも比較的早く、1-2週間で治ります。その間、家族・職場内で感染をひろげないために、タオルを区別する、入浴よりシャワーを使う、手洗いをこまめにする、接触を控える、などの配慮が必要になります。

目薬の治療で悪化させないようにする必要もあります。

 

これだけ怖いはやり目ですが、完成すると、ウサギの目のように真っ赤になって、粘膜のぶつぶつも出ますので容易に診断できますが、初期症状は通常の結膜炎と変わりありません。

それを正確に判定してくれるのが、アデノチェックになります。症状からはやり目を疑う場合、幼稚園などから検査を求められる場合、接触の多い職業で安全確認の必要性が高い場合などに検査をおこないます。

 

検査の受け方です。はやり目を疑う患者様は、廊下のはじのピンク色の椅子で診察をお待ちいただきます。(はやり目疑いのご家族も感染している可能性がありますので、同じ場所でお待ちいただきます。)

診察室に呼ばれます。目薬麻酔で痛みを感じないようにしてから、綿棒で粘膜をさわって調べます。(当院では強くこすらず、優しく触って調べています。)

その後、廊下のピンク色の椅子で約5分間お待ちいただきます。陽性・陰性(はやり目かどうかの)結果をお伝えいたします。

目に関するあれこれ:流行性角結膜炎の検査について

 

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