お知らせ

2024.06.18 その他

眼科で行う検査⑨ オプトス

眼科で行う検査⑨ 今回は最新式眼底カメラ:オプトスになります。

目はカメラにたとえると分かりやすくなります。そのカメラのフィルムに当たる、視力を感じる機能が集中している重要な組織が眼底:網膜になります。目の成人病の多くは眼底の病気です

オプトスは、市内でも導入例のすくない、最新式の眼底カメラです。特徴は瞳孔をひろげることなく、眼底全体の詳細な情報が短時間にえられることです。

従来の眼底検査では、瞳をひろげる点眼をさして、20分待って、瞳孔が広がった状態で、数分かけて患者様に目を動かしていただいて、眼底をしらべていました。

最大の問題は、単に検査に30分程度かかるだけでなく、瞳をひろげる効果が3-4時持続するため、検査後もその間、運転や手元を見るお仕事ができなくなることでした。(今でも眼底を詳細に観察する場合、レーザー治療をおこなう場合にはおこなっております。)

オプトスはこのご負担を大幅にへらすことができます。点眼で瞳をひろげることなく、眼底全体を詳細にみることが可能になっています。患者様、医師側の負担をそれぞれ大幅に減らせています。

したがって、検査後もすぐに運転、お仕事にもどれます

とくに網膜の周辺の観察に威力を発揮しますので、初期の網膜剥離、網膜裂孔を見つけやすくなっています。これで毎月、毎週のように網膜剥離を早期発見・治療できております。

また、糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症などの眼底出血、飛蚊症の原因になる硝子体混濁も鮮明にわかりやすくうつりますので、患者様へのご説明も容易になり、ご理解もすすみやすくなります。

また自発蛍光撮影により、加齢黄斑変性症の詳細な観察、早期発見も可能になっています。

撮影方法です。むずかしくはありません。撮影する方の目で機械をのぞきこんでいただきます。正面に大きな輪っかのマークが見えます。マークが青色になるまでしっかりとお顔をちかづけてください(こちらで手を使ってお手伝つだいさせていただきます。)赤色になると近づきすぎですので、お顔を離してください。

正しい位置になるとマークが緑色になりますので、そこで大きく目を開けてじっとしてください。フラッシュライトのようにまぶしい光がぐるっと回ります。

目をかえて同様に撮影します。

目の成人病の発見に重要な検査になります。まぶしいだけで痛みはありません。比較的短時間で終わりますので、ご協力よろしくお願いいたします。

 

 

お知らせ一覧へ戻る

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。