映画で人生が変わる？？どう思われましたか？

そんなわけはないと思われる方がほとんどどではないかと思います。しかし私にとっては真実なのです。

さかのぼること、30年近く前、大学時代の先輩にすすめられて、レンタルビデオ店(懐かしい！！)で借りた

アルパチーノ主演の『セントオブウーマン』が、僕の人生を変えたのです。

もともと映画は好きでしたが、これは自分にとっての最高傑作のひとつです。ネタバレになるので、あまり触れられませんが、

クリスオドネル演じる苦学生と、アルパチーノ演じる、ロービジョンの中年男性との交流がメインテーマになっています。

アルパチーノがロービジョンの役割を見事に演じきっており、ロービジョンの役はいくつも映画で登場しますが、これが最高だと思っております。

また映画のラストシーンの、アルパチーノの演説は映画史に残るマスターピースです。今ではさまざまな動画サービスでご視聴いただけますので、ぜひご覧になってください。

少し脱線しましたが、アルパチーノ演じる中年退役軍人が、目が見えないため、最初は鬱屈した姿を見せます。しかし徐々に、学生と心を通わせていき、さまざまな人生の楽しみ方を教えて、最後には学生を救う大仕事をやってのけるのです。

多感な学生時代にその姿に感銘を受けました。ロービジョンの方でも、こんなに広くて豊かな心の世界を持っているんだ!そのお手伝いをすることができたら最高だ!!と。その後、眼科医をこころざし、ロービジョンケアに関わるようになりました。

本当に『映画で人生が変わった』のです。

今でも、どんなに忙しくても、週に1本以上映画を観ています。同じように、人生を変えてくれる素敵な映画と出会うために、、、

今回は大きく脱線してしまいました。