お知らせ

2023.10.15 その他

県内に「はやり目」警報発令

広島県は、流行性角結膜炎の流行が今後さらに拡大する可能性があるため、広島県の感染症発生動向調査警報・注意報発令要領に基づき、10月12日に「流行性角結膜炎警報」を発令しました

当院でも、現在多くのはやり目の患者さまが受診されています。

はやり目は、アデノウイルスを原因とする重症の結膜炎です。初期症状は、充血・眼やに・違和感・痛み・涙など通常の結膜炎と変わりませんが、短期間で悪化する性質があります。

上記のような症状がある場合、家庭内や職場内で感染が拡大する可能性がありますので、はやめの受診をおすすめいたします

以前投稿いたしました、『はやり目』の記事を再掲いたします⇩

 

はやり目とは、正式には流行性角結膜炎といいます、ウイルス性結膜炎の1種です。ウイルス性結膜炎にはほかに、プール熱・急性出血性結膜炎があります。通常春から夏に流行します。

<原因>

アデノウイルスによる感染が原因です。感染力が非常に強く、はやり目の人が目を触った手でモノを触り、他の人がそれに触って目を触るだけで接触感染してしまいます

<症状>

症状は、結膜炎と同様に充血・違和感・痛み・目やに・涙・かすみ・まぶたの腫れなどです。あわせて、風邪に似た体調不良が出たり、首のリンパ節が腫れたりします。

症状が重い場合は、黒目(角膜)にできた傷が残って角膜混濁になったり、(視力が下がりレーザー治療が必要になることもあります。)まぶたの裏側に炎症の白い膜(偽膜)ができることがあります。偽膜は取る必要があります。炎症が強い場合、再発して繰り返し取ることもあります。

<治療>

ウイルスに対する特効薬はありませんので、十分に休息をとって、ウイルスへの抵抗力をつけることです。治療は、抗生剤と消炎剤の点眼をおこないます。抵抗力が落ちているところに他の細菌がつかないようにするためです。

最も重要になるのが、感染力のある間、周囲の方にうつさないように予防することです。接触感染によりタオル・寝具・お風呂などを介して感染する可能性があります。

手洗いを頻繁にする、タオルを別にする、一緒に寝ないようにする、お風呂に入る順番を最後にして、なるべくシャワーですませるなどの配慮が必要になります。よく触る場所をアルコール消毒することも有効です。

はやり目は、学校保健安全法の指定感染症ですので、幼稚園・保育園・学校では、流行予防のため感染力がなくなるまで、通学停止となります。眼科で治っていることを確認して、治癒証明書を受け学校に提出することで、登校が可能になります。

成人でも、他人との接触の多い一部の職業(医療関係・学校関係・介護関係)では休職がもとめられます。

通常は、発病後1~2週間程度で治る場合が多いです。

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診療時間 日・祝
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(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

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