先週の公開以来、大ヒットとなっている、久々のジブリ映画『君たちはどう生きるか』。

すみません。さっそく今週火曜午後の休診に、一足先に観に行ってしまいました。

私は映画ファンですが、もれなくジブリ映画も大好きです。第一作『風の谷のナウシカ』以来そのほとんどを、映画館で鑑賞しています。

純粋に、宮崎駿監督作品という意味では『風立ちぬ』以来、10年ぶりになります。この映画も、開業を控えて忙しい時期でしたが、直接観にいっております(笑)

ネット上でも評価は、賛否両論分かれているようですが、私は『観に行ってよかった』です。

公開直後ですので、ネタバレはいたしません。

宮崎監督ご自身の半生をえがいていますが、後半から、世界がかわっていき、予想もできない展開が続きます。スタジオジブリらしく、映像はとてもきれいで、それだけでも観る価値は十分にありますが、ところどころ、過去作へのオマージュがあり、ファンはニヤリとするでしょう。

ただ、内容は難解です。というか、解釈の仕方によって、さまざまにとれる、例えばおなじ人が繰り返してみても、印象が変わるくらいだと思います。

そういう意味で、考える楽しみを残してくれているのではないでしょうか。全体のストーリーは、『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』『ハウルの動く城』という、これまでのジブリの映画の王道に沿っていると思いますので、ジブリファンの方、そうでない方も、ぜひ映画館に足をはこんでご覧になっていただければと思います。