お知らせ

2021.11.12 網膜の病気

サンボマスター山口さん網膜剥離に

音楽バンドサンボマスターのメンバー山口さんが網膜剥離になったためツアーをお休みすることを発表されていました。

歌手の小林幸子さんも網膜剥離の手術を受けられたことを告白されていましたので、意外に身近な病気なのです。

網膜剥離というと、ボクサーや格闘家が目を殴られて、、と思われていることが多いです。おそらく、有名ボクサー辰吉丈一郎さんの影響が強いと思いますが、実際には、打撲を原因とするよりも、目の加齢変化で起きることの方が多いです。

また、強い近視の方は、網膜が部分的に薄くなっていることがあり、リスクが高くなります。(山口さんの原因になっていると思います。)

網膜は、目の一番奥にあり、光を感じとる細胞が集中している重要な組織です。その前に硝子体(しょうしたい)という、ゼリーの組織が目の内部をすべてうめています。

硝子体は、年齢とともに縮んでいく性質がありますが、網膜と硝子体がつよくくっついている場所があると、縮む際に網膜を引きちぎるようにして傷つけてしまうことがあります。

近視が強い方では、目が前後に伸びる変形を起こしますので、引っ張られて薄くなってしまう場所ができます。また硝子体が縮み変化も早く起こりやすくなります。

できた傷の裏側に水の成分が入り込み、浮き上がって網膜剥離を起こしてしまいます。浮いた網膜は手術でしか治すことができません。

ただし網膜剝離は自覚症状が強い病気です。飛蚊症または光視症がかならずといっていいくらい出ます

飛蚊症は、飛びものともいいます。空気中に、点や線や、虫のようなものが飛んで見える現象です。光視症は、光が走ってみえる現象です。

これらを感じられたら、網膜剝離を起こしている可能性はありますので、一度眼科受診されることをおすすめいたします。

当院では、網膜剝離のレーザー治療を多数手がけておりますので、症状が気になる方はご遠慮なく相談にいらしてください。網膜剝離は緊急性が高い疾患ですので、原則その場で手術をおこなっております。

 

 

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