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2021.07.02 網膜の病気

ドルーゼンとは

ドルーゼンとは、健康診断での眼底カメラで指摘されることもよくあります。高齢者で増加している、加齢黄斑変性の前触れです。

網膜にある、光を感じる視細胞をささえている網膜色素上皮の障害で、網膜の下にゴミ:老廃物が蓄積した状態です。

ドルーゼン自体で視力がさがることはありませんが、ドルーゼンが増えることは、網膜色素上皮の機能低下をあらわしており、加齢黄斑変性のリスクが確実に上がります。

ドルーゼンを直接取ったり、減らしたりすることはできませんが、加齢黄斑変性にならないように気をつけることが重要になります。

加齢黄斑変性を予防するための生活上の注意点はいくつかあります。まず一番重要なのは禁煙をすることです。喫煙は加齢黄斑変性の最大のリスクとなりますので、ドルーゼンが発見されたら是非禁煙をこころがけてください。

紫外線も加齢黄斑変性のリスクを高めますので、UVカットの眼鏡を装用することは有効です。

また、食習慣の改善も重要です。有名なルテイン以外に、ビタミンC,E,ゼアキサンチン,亜鉛などを含む食物を積極的にとりましょう。たとえば緑黄食野菜:ほうれん草、ブロッコリー、ニンジン、パセリ、ほかには牡蠣、オレンジなどにふくまれています。

適度な運動も効果がありますので、ウオーキング・ジョギングなど続けやすいものをはじめてもよいでしょう。

また補助治療としてサプリメントも検討して良いと思います。インターネット、テレビでいろいろなものが宣伝されていますが、有効成分が必要量ふくまれていることが重要です。

大規模試験をもとに有効性が証明されたものを採用している眼科はありますので、まず眼科を受診しておたずねするのが良いと思います。

白色のまるい斑点状のものがドルーゼンです。軟性ドルーゼンというタイプです。

すでに黄斑変性に進行した眼底写真です。視力をおおきく低下させます。硝子体注射が標準治療になります。

緑黄色野菜をたべることが予防になります。

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