お知らせ

2021.04.10 網膜の病気

糖尿病網膜症とは

糖尿病は成人病の代表的なもので、食習慣の変化、運動不足で増加しています。新型コロナウイルス感染の拡大も影響している可能性があります。
全身の血管を傷害しますが、目の奥には網膜というカメラのフィルムに当たる組織があり、そこも血管が豊富ですので、コントロールの悪い糖尿病が続くとダメージ:糖尿病網膜症を発症します。
網膜の血流が悪くなり、毛細血管がつまることにより、出血や、白斑(タンパクや脂肪の汚れ)を生じます。進行すると、網膜の中に血流が途絶える部分がでてきます。
血流を増やすためのサイン:VEGFが産生されて、新生血管という、新しいもろい血管が生えてしまいます。これは、自分自身を助けようとする反応ですが、悪い方に働きます。
すぐに破れてしまい、眼内の大出血を起こしたり、かさぶた;増殖膜をのこすので、ひきつれて網膜剥離をおこしたり、目の中の水の出口を詰まらすことで、緑内障をおこしたりします。
いずれも失明につながる恐ろしい病気になります。
もともと怖い病気ですが、糖尿病からくるものは治療成績が悪い難治性になりやすいです。
糖尿病網膜症では初期の出血では自覚症状がありませんので、眼内出血(硝子体出血)や網膜剥離で急に見えなくなることが多いです。
治療はまず、共通して血糖をゆっくりと下げることです。急に下げると網膜症は悪化することがありますので要注意です。ある程度、網膜症が進行した状態(増殖前糖尿病網膜症)で、レーザー治療を開始して、進行を予防します。
レーザー治療は日帰りですが、1回10分程度の治療を繰り返す必要があります。
鈍い痛みを感じることもありますのでストレスをかける治療となってしまいます。また網膜を焼き付けることで、悪化している網膜の機能を弱めますので、すこし視界がせまくなったり、色の識別がおとろえたり、暗いところで見にくさを自覚することもあります。医師と患者様の信頼関係をきずいて続けていく必要があります。
また、糖尿病で視力を下げる原因として、黄斑浮腫もあります。黄斑という視力の機能が集中している箇所に水ぶくれを起こして視力が下がります。中心がみにくいという自覚になります。
これに対しては、注射療法をおこなっています。ステロイド;ケナコルトの注射と、抗VEGF薬;アイリーア・ルセンティスを使い分けています。

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