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2018.11.09 網膜の病気

黄班変性の概要

黄班、おうはんの病気を耳にしたことがあるかもしれません。黄班とは、眼底の中心にある、直径わずか2mmの、見える力が集中している組織をいいます。
黄班前膜、黄班円孔などもふくまれますが、黄班変性がもっとも重要になります。患者数は増加しつづけており、失明原因の第4位になっています。日本より欧米で多かったのですが、生活の近代化、たとえば、油っぽい欧米食、スマートフォンやパソコンを見る機会がふえたことなどが一因とされています。また喫煙は明らかな危険因子です。近年治療の進歩がはやい分野です。
加齢の変化で黄班がダメージをうけ、視力低下、ゆがみ、中心の暗さ、見にくさなど、ざまざまな症状を起こします。
浸出型と萎縮型にわかれます。浸出型は、網膜の下から新生血管がはえてきて、黄班が変型することが原因です。活動性がたかく、進行が早いことがあります。
治療の進歩がめざましい領域になります。レーザーや手術がおこなわれていた時期もありますが、現在は抗VEGF
療法、硝子体内注射が治療の主役です。また一部の施設でおこなっている、PDT、光線力学療法も選択肢になります。
これに対し萎縮型は、網膜色素上皮が変性をおこします。進行は一般的にゆるやかですが、有効な治療法はなく、サプリメント、生活習慣の改善で予防をはかるくらいしかできません。

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