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2024.09.12 角膜・結膜の病気

夏場に悪化するドライアイ

今年は9月に入ってもまだまだ暑いですね。10年に一度の残暑だそうです。(書いているだけで暑くなってきます。)暑いと悪化する代表的な目の病気に、ドライアイがあります。空気が乾燥する冬場に悪化すると思われがちで、実際冬場に悪化しますが、夏場にも悪化するのです。

太陽と青空と白い雲

夏は、紫外線量が年間でもっとも増えます。屋外で紫外線が、目に当たると涙を蒸発させることで、ドライアイを悪化させます。

また屋内でも、熱中症対策として、エアコンをほぼ一日中かけると思います。エアコンが室内の空気を乾燥させるのと、エアコンが目にあたると(扇風機でもですが)涙をとばしてしまい、やはり目を乾燥させます。

スマートフォン・タブレット・パソコンの使用もドライアイを悪化させます。

暑い時期は家の中で、スマートフォン・テレビ・パソコンを見る時間が増えていると思います。とくに瞳に負担をかけやすくなっています。

以上のことから、冬と同様に夏もドライアイが悪化しやすいのです。

エアコン・扇風機は直接目に当たらないように気をつけて、なるべくルーバーや首振り機能を使いましょう。ドライアイ症状が強ければ、加湿器を使用しましょう。

スマートフォン・テレビ・パソコンなどの電子媒体は、長時間連続して見ることはさけましょう。(30分見たら、数分間目を閉じたり、遠くを見て目を休ませましょう。)

 

ドライアイの治療はまず、目薬が基本になります。近年ドライアイ点眼薬は、活発に新薬が投入されており、治療効果があがっています。

基本となるヒアルロン酸に、人工涙液:マイティア、そして涙の産生をうながすジクアス、ムチンをふやすムコスタ(レバミピド)、炎症をおさえる低濃度ステロイドと、治療の選択肢が増えてきていますので。治療効果は確実にあがっています。

asian young woman using medical eye drops to treat dry eye and irritation.

当院では、上記の点眼治療にくわえて、涙の量をすぐに増やす涙点プラグ治療、またマイボーム腺梗塞治療による生活習慣からのドライアイ治療をおこなうことで、一段階レベルの高いドライアイ治療をおこなっております。

お電話でお問い合わせいただきましても、目を診察せずにお答えすることはいたしかねます。診察で目をしっかり診させていただいたうえで詳しくご説明さしあげます。

 

 

 

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