お知らせ

2023.10.20 角膜・結膜の病気

目の帯状疱疹が増えています

帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスという、ヘルペスウイルスの1種のウイルスを原因とする感染症です。

赤ちゃんの水ぼうそうを起こすウイルスと同じです。

水ぼうそうを起こした後、活動性をなくしていったん神経の奥に引っ込んで、すみつくようになり、

大人になってから、身体のストレスをきっかけに活動性を持ちます。

帯状疱疹が目の周囲に出る場合を眼部帯状疱疹といいます。この場合、赤いぶつぶつ;皮疹が出る場所はきまっています。三叉神経第一枝領域と呼ばれる、まぶた、眉毛、鼻、おでこに限局して出ます

水ぶくれを起こした後、びらんになって、茶色や黒いかさぶたになって治っていきます。

その後目の内部にウイルスが侵入して障害を起こす可能性があります。目の前側にある黒目に傷をつくり、痛みを引き起こしたり、白目に炎症や充血を起こしたりします。

 

まれにはなりますが、目の深部:網膜や視神経にまで障害を起こすことがあり、そうなると視力障害を起こすことがあります。

帯状疱疹と認めたら、抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル等)内服と、ウイルスをおさえる眼軟膏(ゾビラックス眼軟膏)と、細菌感染をおさえる抗生剤の点眼薬を処方しています。

治療開始が早いほど、回復が早く、後遺症を残しにくいです。

最近目の帯状疱疹が急増していることが報道されています。皮膚科や内科で、帯状疱疹と診断を受けた場合、目の周りぶつぶつができた場合は、念のために受診されることをおすすめいたします。

 

 

 

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