お知らせ

2023.09.15 角膜・結膜の病気

アレルギー性結膜炎とは

<原因>

アレルギー性結膜炎の原因は、空気中を飛んでいる微粒子に対する、白目の粘膜が過敏反応です。本来人間には、ウイルスや異物が体内に入らないよう排除する機能がそなわっています。それが過剰に働いている状態です。

その季節だけ起きる季節性アレルギーと、一年中起きる通年性アレルギーに分かれます。季節性アレルギーの代表は花粉症で、通年性アレルギーの代表はハウスダストです。

重症例として、巨大乳頭結膜炎・春季カタルがあります。

巨大乳頭結膜炎は、正しい装用法が守れていない、ソフトコンタクトレンズ装用者にみられることがあります。コンタクトレンズを中止しないといけなくなることがあります。

春季カタルは、小中学生の男児に、まれに起きることがあります。治療に反応しにくく、悪化すると黒目(角膜)を傷つけて視力が下がることがあります。

<症状>

アレルギー性結膜炎の症状は、結膜炎と同じです。充血・違和感・痛み・目やに・涙・かすみ・まぶたの腫れなどです。

<治療>

アレルギー性結膜炎の治療は点眼が基本になります。まず化学物質遊離抑制剤と抗ヒスタミン剤を使用します
化学物質遊離抑制剤は、開始してから2週間くらいして、緩やかに効いてきます。

インタール・アレギサール・リザべン・ケタス・ゼペリン・アイビナールなどがあります。

効ヒスタミン剤は、比較的早く痒みを抑える作用があります。

アレジオン・アレジオンLX・パタノール・リボスチン・ザジテンなどがあります。

症状が強い場合、ステロイド剤を併用します。

ステロイド剤は効果が強く、即効性が期待できます。フルメトロン・フルオロメトロン・オドメール・リンデロン・サンベタゾン・オルガドロンなどがあります。

重症例では免疫抑制剤(タリムス・パピロックミニがあります。)を使用することあります。

症状が強かったり、鼻やのどの症状を合併したりすると、内服薬や免疫療法を処方することもあります。

 

お知らせ一覧へ戻る

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。