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2023.09.01 角膜・結膜の病気

角膜異物とは

角膜異物とは
黒目(角膜)にゴミ(異物)が入ることをいいます。白目に入る場合、結膜異物と呼びます。
異物は砂・植物・昆虫・コンタクトレンズの破片などですが、もっとも多く、重症化しやすいのはサンダー作業、自動車整備作業などで入る鉄粉です。

〈症状〉
角膜は非常に神経が豊富で敏感ですので、小さい異物でも症状は強く出ます。痛み・充血・目やに・涙などです。角膜の中央に当たると、視力低下することもあります。
また角膜はやわらかく、異物が刺さることがあり、そうなると洗眼では取れません。

<治療>
治療ですが、まず清潔な食塩水でていねいに洗い流したうえで、まぶたをひっくり返して残っているものを探し出し除去します。
綿棒・ピンセット・針・ドリルなどを使用します。(少し怖くなりますね。いずれも非常に小さい器具ですし、点眼麻酔をかけて行いますので痛いことはありません。通常数分で終わります。)


また異物が取れても刺激や角膜の傷はのこりますので、すぐに症状はなくなりません。数日間は違和感が残ることが多いです。
その後抗生剤・角膜保護剤などの目薬で治療します。
鉄粉の場合、時間がたつと周りにさびが浮いてきます。除去にさらに時間がかかり、場合によっては複数回にわけて取ることもありますので、早めの来院をおすすめいたします。
サンダー作業など、目にゴミが入る作業をされる時は、隙間のない保護眼鏡を装用しましょう。それでも入ってしまった場合には、弱めのシャワーで洗い流してください。その後念のために来院ください

 

異物が入って時間がたち、さびが浮いてきています。除去に時間がかかります。

 

 

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