お知らせ

2023.06.29 角膜・結膜の病気

ドライアイ治療薬改良型秋に発売

目の渇きは気になりませんか?

ドライアイは、日本人全体の実に6人に一人が持っている国民病です。(私も軽症ですがあります。)年齢や環境が原因となりますが、特に夏は紫外線の影響で、涙が蒸発しやすくなり、症状が悪化します。エアコンの使用も原因になります。

ドライアイの治療はまず目薬が基本になります。目薬も毎年のように新薬・改良薬が発売されて選択肢が増えています。

参天製薬から、『レバミピド』点眼薬が、9月に発売されることになりました。

これは、完全な新薬ではなく、後発品、改良品になります。大塚製薬の『ムコスタ』点眼を使用しやすく改良したものになります。

『ムコスタ』点眼は、胃薬をもとに開発された経緯があります。ねばつきや、特有の味がするなどの癖はありますが、目の痛みを抑える力は強い目薬です。

最大の特徴であり、欠点が、使い捨て製剤というところです。目、特に角膜への安全性を高めるために、防腐剤不要の製法でつくられているのですが、ヒアレインミニなどと同じように、個包装の点眼薬になります。

小さいボトルの製剤を,100-200本連なった状態で処方されて、1本ずつ点眼しては使い捨てていきます。

通常のボトルに比べて、大きくなり管理が手間になっていました。

今回、『レバミピド』点眼は、通常のボトルタイプで発売されましたので、手間をとることなく、痛みが強いドライアイの患者様を治療することができるようになります

近秋発売予定となります。参天製薬からは、春の『ジクアスLX』につづいてドライアイ点眼の発売となり、ドライアイ治療の選択肢を拡げてくれています。『レバミピド』点眼もすぐに採用して、症状のつよいドライアイ患者様から使用してまいります。

引き続き、眼科に関する最新情報を発信してまいります。

 

ドライアイの各種点眼薬です。病状にあわせてベストの選択肢を処方するようにしています。手前の個包装タイプがムコスタ点眼です。効果のあるお薬ですが、管理が手間になってしまいます。

通常の容器になった『レバミピド』点眼です。痛みへの効果は同等でずっと使用しやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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