お知らせ

2022.08.08 角膜・結膜の病気

夏に悪化するドライアイ

眼が乾いて起きる、ドライアイ。いまや国内で推定2,000万人以上、実に6人に1人がなる、国民病ともいえるとても身近な病気です。

目の渇きだけでなく、違和感、充血、目やに、かすみ、視力低下、逆に涙が増えると感じるなどさまざまな目の症状の原因となります。

年齢とともに、涙の産生がおとろえることも原因となりますので、中高年の方がなることも多いのですが、最近では、エアコン・スマートフォン・タブレットの使用にともなって、低年齢化(たとえば小中学生でも)していることも特徴です。

また、紫外線を浴びる夏に悪化しやすいです。夏場になって目の渇きを感じることはないでしょうか?

当院では、眼科手術に力をいれていますが、毎日多くのドライアイ患者様が受診されますので、ドライアイ治療にも力を入れております。

まず、病態に応じて、各種点眼薬を組わせて治療をします。

最近、ドライアイの発症にマイボーム腺梗塞が大きくかかわっていることが分かってきましたので、温罨法、アイシャンプー、アイマスクなど根本治療となるマイボーム腺梗塞の治療も適宜行います。

私は、マイボーム腺梗塞専門の研究会:LIME研究会員です。(県内で6名、市内で3名)

また、重症例に対して、涙点プラグを積極的におこなっております。通常のシリコンタイプと、最新治療となるコラーゲンタイプを涙点の形態におうじて使い分けております。とくにコラーゲンプラグの症例数は市内トップです。

黒目を黄色い染色剤で染めて、涙の分布を調べています。軽度のドライアイです。

黒目を黄色い染色剤で染めています。黄色く染まる傷を多数認め、重症のドライアイです。

ドライアイに対する各種点眼薬です。組み合わせて治療を行います。

ドライアイに対する最新治療;『コラーゲンプラグ』です。どなたにも使用できますが、定期投与が必要になります。

 

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。