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2021.06.29 角膜・結膜の病気

結膜浮腫とは

結膜浮腫とは、結膜:白目の下側に水がたまることで、白目が浮き上がる状態です。ゼリーのように、ぶくぶく膨れ上がる状態で、はじめて起こされた患者様は驚かれることも多いです。

お子様が目をかゆがってこすることで起きたり、コンタクトや異物を取ろうとして、目をこすったりした後に起きることもあります。

白目の一部分だけ腫れる状態から、白目全体が膨れあがる状態まで程度は様々です。白目は下側の強膜という壁になる組織の上側に結膜という薄い膜が乗っています。

二つの膜は完全に接着しているわけでなく、部分部分接着していますが、その間に水に近い成分が入ることで浮き上がらせているのが原因になります。

触る、こする以外では、急性のアレルギーが原因のことが多いです。結膜浮腫自体は、時間で引く性質があり、視力をおとすこともありませんので怖い病気ではありません。治療としては、自然に治る傾向はありますが、それを早める消炎剤の点眼を使用することが多いです。

しかしその原因にアレルギー性結膜炎があることは多く、それ以外にもドライアイが原因になっていることもあります。またぶどう膜炎、眼窩蜂巣炎などのつよい眼内炎症の部分症状の可能性はありますので、一度は眼科を受診されたほうが良いと思います。

小児の患者様がつよく目をこすった後に、白目;結膜がかなり盛り上がった状態になっています。

同様に目をこすった後です。上のものより腫れの範囲がひろがっています。

白目のむくみが全体に広がった状態です。

 

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