連休前の7/14(金)昼休みに、多焦点眼内レンズの最新型の勉強会をおこないました。

今回は㈱BVI社の『ファインビジョンHP 』の製品情報について担当の方より情報提供いただきました。『ファインビジョン』自体はもともと自由診療の未承認レンズとして使用されていた実績はあります。

現在の主力レンズ『パンオプティクス』と同じ、3焦点レンズのグループです。今回、疎水性への素材変更にともない、今年正式に国内承認がとれましたので、当院でも数か月後に導入いたします。また当ホームページで告知させていただきます。

ただし、近視矯正タイプのみ承認されており、乱視矯正タイプは未承認ですので、乱視がある方にはご使用いただけません。

遠方と中間、遠方と近方が見える2重焦点を組み合わせた、に2重構造になっており、遠方・中間・近方が見えます。

特に近方の見方を重視したレンズになります。また独自のアポダイズド構造により、グレア、ハロー（異常光視症）も軽減されます。

3焦点レンズとしてもっとも実績があり、バランスよくいろいろな距離が見える『パンオプティクス』か、近方にすぐれ、グレア、ハローが少ない『ファインビジョンHP 』かという選択になると思います。現時点では、『パンオプティクス』のほうが安心感がある分すすめやすいですが、『ファインビジョンHP 』は『パンオプティクス』より3万円お安くご提供できます。

上記のように、乱視のある患者様にはご使用いただけませんので、対象患者様は限られてしまいます。

レンズ価格については、診察時に私の方からお伝えさせていただきます。（お問い合わせをいただきますが、目の状態を診せていただかないと、レンズが決定できません、また目との相性で使用いただけないレンズもありますため、診察時にお話するようにしております。）

ひきつづき、国内承認にすべての多焦点眼内レンズを使用できますので、術後の見方のご希望に、沿う方たちでレンズをご選択いただけます。私の方から細かく情報提供いたしますので、一緒にベストのレンズ選択をしましょう。