お知らせ

2023.06.06 水晶体の病気(白内障)

後発白内障について

白内障手術は、眼科手術でもっとも件数が多く、多くの患者様が70歳台で手術を迎えられることになります。

国内で年間150万件近く行われていますので、とても身近な手術になります。(眼科だけでなくすべての診療科でもっとも多いとされています。)

白内障は、目の中心にある、光を奥に伝える水晶体がにごってしまう病気です。視力が下がり、日常生活では、かすんだり、まぶしくなったり、二重に見えたりすることで支障になります。

そうなった場合手術を行います。手術の方法は、濁った水晶体を取り除き、代わりに光を送る眼内レンズを入れます。

透明なレンズによって、光の通り方が良くなることで、視力を回復できます。目薬だけの麻酔で、通常5分程度の短時間で手術は終了します。

眼内レンズは目の中央の空間に入れるため、目やにや涙で汚れることはなく、交換も不要で一生使えます。

ただ一部の患者様で、眼内レンズと水晶体の入れ物:袋が異常反応を起こして、袋の方が汚れることがあります。また手術前から汚れていることもあります。これを後発白内障といい、手術後の視力低下でもっとも多い原因になります。

ただ、頻度が多いため治療法も確立しています。レーザー光線で、簡単に、汚れている袋だけ切開して、光の通り穴をつくることで、視力を回復できます。

神経の存在しない組織ですので痛みなく、数分間で治療は終わります。手術と違って目の中に直接入らずに治せますので、処置後の生活の制限はまったくありません。

発症時期は、手術後数週間から何十年後までさまざまです。

眼鏡のレンズ、コンタクトレンズにもメンテナンスが必要なように眼内レンズにもメンテナンスが必要になることがあるのです。

白内障手術を受けられて時間がたって、何となく見えにくいとしたら、後発白内障が原因になっていることはとても多いです。

手術から何年もすると経過が良いため、眼科受診をされなくなる患者様はおられますが、期間が開いていても、術後の患者様はレンズのメンテナンスのために受診されることをおすすめいたします。

せっかく入れたレンズの裏側がかなり曇ってしまっています。レーザー治療で簡単に治せます。

レーザーでレンズの裏側の袋の汚れをとります。数分で痛みなく終わります。手術よりストレスなくお受けいただけます。

 

 

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診療時間

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眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

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