お知らせ

2020.01.07 水晶体の病気(白内障)

3焦点眼内レンズの特徴②

当院では、老眼治療の多焦点眼内レンズに力を入れています。去年10月に国内初承認をうけた、3焦点眼内レンズ;パンオプティクスは、最新式となり、とても術後の成績が良いので積極的に使用しています。

毎月10名を超える方に使用し、県内でもトップクラスの実績となっています。

人間が生活上必要とする、近方(40cm)・中間(60cm)・遠方全般に焦点があい、暗所でも見える力をしっかり出すことができます。以前問題になっていた、夜間運転時の光視症:ハローグレアも軽減されています。

患者様の術後の見方の能力は当然高いのですが、同時に医療関係者にとっても利点の大きいレンズなのです。

レンズ自体の能力がすぐれているので、細かい工夫、配慮が不要となり、レンズの度数決定がとても楽になりました

3焦点眼内レンズ導入前までは、2焦点タイプ(遠方と近方が見える)と、焦点深度拡張タイプ(中間から遠方まで連続して見える)

を組みあわせて使用する方法。または焦点深度拡張タイプを、左右で度数に少し差をつけて、近方も見せるようにする方法のいずれかをおこなっていました。

ただ2焦点タイプも距離別に3種類ありますし、選択肢は多かったです。ドクターによってレンズ選択は異なり、完全な正解がないともいえました。

手術前の近視の有無、程度、患者様の見方のご希望をくわしくうかがって、ベストの選択をするようにしていました。その結果良い、術後成績がえられていましたが、レンズの選択、度数決定にはかなり時間と労力が必要でした。

3焦点眼内レンズの場合、左右同じ種類のものを、近視・遠視・乱視がもっとも少なくなるようにレンズを選択すれば、もっとも能力をだしてくれます。したがって、選択の余地はありません。

手術前にレンズ度数選択に必要な労力・時間が大幅に削減されました。

また、レンズの度数の設定幅が非常に広いため、強い近視、遠視、乱視がおありでも対応できます。

老眼治療の最適解と確信しており、今後も積極的に使用していきます。

⇓4月から保険制度が変更になります。ご参照ください。

多焦点眼内レンズ、来春から選定療養になり負担増

 

 

 

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コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。