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2024.05.02 お知らせ

脳の病気で見えなくなる??

脳の病気で見えなくなる??

どう思われたでしょうか?見えなくなったらまず眼科を受診されると思います。眼科の検査をいろいろ行い、異常が見つからない場合、脳の病気を考えることがあります

目はモノを見る感覚器官です。見える情報を、電気信号に変えて、視神経をつうじて脳に送って(視覚路といいます。)、脳で見える情報を感じ取って見ているのです。

視覚情報を感じる側の脳の異常で、視力や視野に異常がでることがあります。

代表的なものが、脳血管障害(脳梗塞・脳卒中)や、脳腫瘍です。視覚情報が最終的に伝わる脳の血管障害で、視野の異常が出ることがあります。

その場合、それぞれの目の、左右片方だけ(さらにその上下の1/4)に視野障害が出ます。左右の視野が同じように、きれいに1/2 または1/4の障害を受けます。(同名半盲といいます)

非常に特徴的な視野障害で、一度見ると忘れません。

 

見える情報の通り道:視覚路の近くにできた脳腫瘍の影響で、神経が圧迫されて、視野障害を起こすこともあります。

また、脳の血流が一時的に低下することで、『急に見えなくなる』、『視界が真っ暗になる』といった症状を起こす、黒内障という病気もあります。(症状は時間で回復することが多いです)脳梗塞の前触れと考えれています。

 

つぎに、光が走って見える症状:光視症ですが、多くは、目の中心部:硝子体の加齢変化で、網膜が刺激されて起きます。網膜剥離の初期症状ですので、早く眼科受診されることをおすすめしますが、眼底検査で網膜剥離などの異常がない場合、閃輝暗点の可能性があります。

閃輝暗点は、片頭痛の前触れで起きることが多く、脳の血流の異常で、『光が走って見える』『歯車のような、ギザギザしたものが見える』という症状の後、頭痛が起きることが多いです。20-30分、横になって安静をとると治ることがほとんどです。

繰り返すようだと、一度脳神経外科でMRIなど精査した方がよいでしょう。

以上のように、様々な検査で目を調べて異常がない場合に、まれですが、脳神経外科に紹介することがあります。

当院では、近隣の、マツダ病院脳神経外科、済生会広島病院脳神経外科、おかざき脳神経クリニック、などと密な連携をとって、すみやかに検査・治療をうけていただけるようにしております。

 

 

 

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