ひきつづき、火曜午後の休診日には、1～2か月のペースで映画を観に行っております。忙しいのですが、何とか時間をつくって行ってしまいます。今年上半期観たものはどれも当たりばかりでございました。

順に『ファーストスラムダンク』、『ブルージャイアント』、『怪物』となります。

『ファーストスラムダンク』、『ブルージャイアント』は原作漫画のファンですので、予想通り満足いたしました。２本とも音響の効果が素晴らしく、やはり映画館でしか味わえない、と思わせてくれました。

特に『ブルージャイアント』は有名ジャズピアニストの上原さくらさんが関わっておられるということで、素晴らしかったです。また音楽に合わせた映像表現も秀逸でした。演奏している時のアーティストの感覚が実感できるような内容でした。

『ブルージャイアント』の後半に主人公のバンド仲間がトラブルに合ってしまいます。（このシーンは漫画史の残る最高のドラマだと思っております）その後のラストは原作と違うオリジナルの内容ですが、私はどちらも良いと思っております。

私は主人公の宮本大が大好きです。とてもとても、熱い、ストレートな性格です。初対面の人全員に『世界一のサックスプレイヤーになります』と言ってしまい、着実に成長してそういう存在に近づいていっているのです。

『怪物』は、是枝監督のファンですので、気になっていましたが、予想を超えた深い内容でした。ネタバレになってしまいますので、内容には触れれませんが、（先入観なく、観られたほうが絶対におもしろいです。）

一つの事件を複数の関係者の視点から見て再構成していく内容です。

最後まで、予想がつきません。また見方、解釈が何通りもあるのです。私も初見ではわからないとことも多く、映画館を出る時には、すっきりしていなかったのですが、帰ってから、Youtubeなどの評価解説を見て、こういう見方ができるのかと、二重に楽しむことができました。

映画は2時間で、別世界を体験できるトリップのようなものです。今はアマゾンプライムなどで、自宅で気軽に観れるようになりました。しかし、おじさんの感覚かもしれませんが、映画館でないと体験できないものもあると思っております。