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2024.06.23 その他

眼科で行う検査⑪ 眼底検査(散瞳検査)

眼科で行う検査⑪は眼底検査(散瞳検査)です。

目の奥:眼底(網膜)は、カメラでいうとフィルムに当たる、見える機能が集中している目でもっとも重要な組織となります。

網膜中心動脈から、枝分かれして、全体に血管が張っています。中心に黄斑という重要な器官があります。

目の成人病の多くは、眼底の病気です。(白内障は中間の組織の濁りになります。)

眼底検査では、主に成人病の発見のために、瞳をひらく目薬をつかって、20分程度お待ちいただいて、光を当てて、眼の内部をみていきます。

また、眼底カメラの撮影条件もよくなりますので、眼底カメラをとることもあります。

瞳をひらく目薬には、ミドリンP,ミドリンM,ネオシネジン,サイプレジンという4種類があり、目の形、検査目的によって使い分けています。おもに、ミドリンPを使用します。

眼底を観察することで、成人病が早期発見できるだけでなく、血管を直視できますので(これは全身で眼底だけなのです。)血管の老化の程度、高血圧・動脈硬化の程度もわかります。難しい言葉でいうとエイジングの状態もわかるのです。

瞳孔をひろげると、代表的なミドリンP点眼では、4~6時間開く効果がのこり、老眼にちかい手元の見にくさと、まぶしさをその間は感じます。その時間は、運転の危険性がありますので、お車・バイクの運転は帰りはできなくなります。公共機関・タクシーまたは、お連れのドライバーの方と来院してください。

(お車でないと受診できない場合は、以前投稿した、瞳をひらかずに眼底全体を観察できる、オプトスでの検査も可能です。)

 

眼底のレーザー、後発白内障のレーザーを行う際も、同じ眼底検査をおこなう必要があります。それぞれ、瞳をひろげないと、レーザーを当てることが出来ないためです。

ときどき、目薬の効きが悪い患者様がおられ、複数回点眼をお願いすることがあります。

 

また、きわめてまれですが、瞳孔をひらく目薬に対してアレルギーを持っている患者様がおられます。点眼直後から、充血、目の違和感・腫れがでることがあり、その場合は早めにお知らせください。

消炎剤の点眼で数日で症状はなおり、次回から、症状を出さない点眼に切りかえるか、オプトスに切りかえます。

お電話でお問い合わせいただきましても、目を診察せずにお答えすることはいたしかねます。診察で目をしっかり診させていただいたうえで詳しくご説明さしあげます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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