医療界では、病気や手術名を略語で表すことが多いです。もちろん他の業界でもそうだと思いますが、

今回は眼科の領域での代表的な略語について、お話させていただきます。

まずは、『白内障』です、英語でCatract（キャタラクト）ということから、『Cat(キャット)』と略します。猫みたいですね。

つぎに『緑内障』です、同様に、英語でGlaucoma（グラウコーマ）ということから、『Gla(グラ)』と略します。

白内障手術ですが、正式にはPEA+IOL(超音波乳化吸引術＋眼内レンズ挿入術)ということから、『PEA(ピーイーエー)』と略します。

硝子体手術ですが、英語でVitrectomy(ヴィトレクトミー)ということから、『Vit(ヴィット)　』と略します。

網膜剥離は、英語でRetinal Detachment(レティナル　デタッチメント)ということから、『RD(アールディー)』または、シンプルに『はくり』と略します。

硝子体注射は 英語でIntravitreal Administration(イントラヴィトレアル　アドミニストレーション)ということから、『IV（アイブイ）』と略します。使用する薬剤によって、アイリーアなら『IVA』ラニビズマブなら『IVR』と薬剤名をうしろにつけます。

レーザーは、英語でPhoto Coagulation(フォト　コアギュレーション)ということから、『PC(ピーシー)』と略します。パソコンみたいですね。

などなどです。地方や、出身大学によっても異なり、とてもおもしろいです。

次回、眼科の診察で、『私はグラですか？』『私はピーイーエーを受けることになりますか？』と言ったら、まずびっくりされると思います（笑）

お電話でお問い合わせいただきましても、目を診察せずにお答えすることはいたしかねます。診察で目をしっかり診させていただいたうえで詳しくご説明さしあげます。