お知らせ
2024.06.28 網膜の病気
網膜剥離になると失明する?
『網膜剥離になると失明する?』
網膜剥離の診断をお伝えしたときに、良くお受けする質問になります。
『失明を防ぐために手術をしましょう。手術が複数回になることもまれにありますが、今は失明される方はかなり減っています。』とお答えしております。
(代表的な裂孔原性)網膜剥離は、網膜が、打撲や、加齢変化によって、下側の組織からはがれて浮いてしまう病気です。
はがれた網膜は、栄養・酸素を受けられなくなりますので、その部分は見える力をうしなっていき、カーテンが降りるように視野の障害をおこします。
中心の黄斑まで剥がれて、1-2週間の時間で完全失明してしまいます。
網膜剥離は、上記の原因で、網膜に傷ができて、硝子体の水の成分が、下側に入りこんで浮き上がります。網膜に傷ができる際に、網膜の破片が眼内にとびちり、よごしますので、飛蚊症がかなり増えます。また、網膜はひっぱられ刺激を受けるときに、光視症という光が走ってみえる現象をよくともないます。
自覚症状は比較的つよいので、気づかれないことはありませんので、飛蚊症や光視症が増えたと感じられたら、早めに眼科受診されることをおすすめいたします。
その際には、瞳孔をひろげて検査をおこないますので、ご自身の運転でなく、公共機関、タクシー、どなたかに乗せてきていただく形で受診してください。
(当院では、最新の動向をひろげない眼底カメラ:オプトスでまずチェックしますが、最周辺部まで観察したり、実際に手術をおこなうためには、やはり瞳孔をひろげる必要がありますので、ぜひご自身の運転以外の手段でおこしくださいませ。)
網膜が傷ついているだけで、拡大していない網膜裂孔・網膜円孔の段階、または網膜剥離でも剥離の範囲が限定的な場合は、レーザー手術を行います。
網膜剥離が拡大している場合は、入院で硝子体手術・バックリンク手術をおこないます。
レーザー手術と、硝子体手術・バックリンク手術では、大きく負担がことなります。
レーザー手術は日帰りで30分を超えることはまずありません(複数回照射することはありますが)。一方、硝子体手術・バックリンク手術は1時間を確実に超えて、1週間程度入院が必要になり、眼内にガスを入れて、傷にあてるために、うつ伏せ姿勢がしばらく必要になります。
いずれも、まず緊急手術になるために、お仕事への影響も大きくなります。
早く発見できて、レーザー手術で治療できれば、社会的・経済的なご負担も少なくできますので、やはり、飛蚊症・光視症を感じられたら、念のために眼科受診してください。
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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午前 9:00〜 13:00 |
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午後 15:00〜 18:00 |
○ | / | ○ | ○ | ○ | / | / |
※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。
眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。
原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)
緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。
コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。