見える範囲を調べる検査、視野検査の3番目になりますが、もっとも使用頻度は少なくなります。

3つの視野検査の中で、もっとも時間がかかり、大掛かりな検査法になります。

時間ももっとも長く、両目で1o分～30分かかります。対人式ですので、検査員もその間ずっと検査をしつづける必要があります。

もっとも幅広く視野を調べることができ、患者様のすべての視野を調べることができます。検査員が患者様のペースにあわせてマニュアルでおこないます。したがって他の視野計では難しい、高齢者、軽度の認知症、小学生の患者様であっても検査可能なことが多いです。

検査員の経験によって、検査結果に差がでる傾向もありますが、当院では熟練の視能訓練士がおりますので、非常に正確な計測が可能です。

緑内障はもちろん、網膜剥離、黄斑変性・黄斑前膜などの黄斑の病気、脳の病気、身体障害者の適応判定にも、幅広く使用できます。

時間のかかる検査ですので、予約制となります。

検査の受け方です。ほかの視野検査と同様に、検査をしない方の目をおおって、する方の目だけにします。

中心にある動かない光をしっかり見つめていただきます。目をうごかさないようにして、周りから近づいてくる、さまざまな大きさの白い光に気づいたら、ボタンを押して教えてください。光はどんどん小さくなっていきます。

この作業を5分から15分（個人差が大きいです）つづけていただき終了になります。その後反対眼の検査にうつります。

特殊検査の中でも頻度は少なくなりますので、多くの患者様は経験されませんが、検査をお願いする場合は、それだけ必要性が高いと判断しておりますので、どうかご協力よろしくお願いします。

お電話でお問い合わせいただきましても、目を診察せずにお答えすることはいたしかねます。診察で目をしっかり診させていただいたうえで詳しくご説明さしあげます。