お知らせ

2022.09.08 角膜・結膜の病気

新規はやりめ用点眼

はやり目(流行性角結膜炎)とは、アデノウイルスを原因とする感染力の強い目の表面の感染症です。小児で流行することが多く、指定伝染病に指定されており、原則休学が必要になります。

家族内感染することも多く、成人にも感染します。感染すると、充血・涙・目やになどのほかにウイルス感染特有の体調不良もしばしば伴います。

眼のアデノウイルスに対する、特効薬は開発されておらず、はやり目の治療では、併発する角膜の傷や、周囲の細菌予防の抗菌薬を使用しています。

今回、はやり目に対するはじめての治療薬『サンヨード点眼液』を採用、おとなりのどんぐり薬局さんに置いていただきました。

ただし、取り扱いに制約が多い点眼薬になります。まず、目薬を混ぜて調整する必要があります。1回1〜3滴、1日4〜5回の点眼していただきますが、調整後3日間しか使用できないのです。

当面重症のはやり目の患者様に限定して処方させていただきます。

ただし、目の手術前の洗眼にながらく使用されてきた実績がありますし、はやり目以外の感染症に対する有効性も期待されており、今後、対象となる病気が拡大する可能性があります。

引き続き、有用な新薬は、いち早く導入いたしまして、地域医療に貢献してまいります。

はやり目:流行性角結膜炎です。強い充血と結膜の偽膜をともなっています。偽膜は定期的に除去する必要があります

『サンヨード点眼液』です。2種類の容器をに内容を混ぜて調整します。

 

 

 

 

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