診療内容

鼻涙管閉塞

涙は、上瞼の耳側にある、涙腺でつくられて、目の表面をうるおわせた後、目頭にある涙点から、鼻の方に抜けていきます。この骨の中にある細い通り道を鼻涙管といいます。

写真:涙をぬぐう女性

原因

鼻涙管閉塞は何らかの原因で、鼻涙管が詰まった状態です。年齢で蓄積された汚れが原因になることが多いです。中高年の女性に多く、ファンデーションの粉が関係していると考えられています。ほかには、鼻炎、副鼻腔炎、外傷などもあります。
また、赤ちゃんで、生まれつき鼻涙管に膜がはったり、つまっていることもあります。10~20人に1人の割合でいますのでめずらしくありません。

症状

鼻に抜けない涙がもどってきて、目の表面にたまります。流れがなく、不潔になりやすいため、結膜炎・涙嚢炎などの感染症の原因になります。
その結果、涙が増えるだけでなく、目やに、充血、違和感、見えにくさ、目の縁のただれを起こします。重症の方では、一日中ハンカチが手放せないという方もおられます。
涙は少なくなるとドライアイを起こしますが、多くなるとこのような悪影響を及ぼしますので、適切な量がたまる必要があります。

治療

基本的な治療は、鼻涙管を食塩水で洗う、鼻涙管洗浄です。数分で安全に繰り返して行えることが特徴です。鼻涙管を刺激して開放する目的以外に、鼻涙管を清掃する。また通じているか診断する目的もあります。
あわせて、抗生剤などの点眼をおこなうこともあります。
改善がまったくみられない場合、ブジー・シリコンチューブ留置・涙嚢鼻腔吻合術をおこないます。

赤ちゃんの場合は、成長にともなって自然に、鼻涙管が開放し治ることも多いので、鼻涙管洗浄と点眼で様子を見ることが多いです。

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。