治療

小児の逆まつげは、自然に治ることが多いです。年齢とともに顔の形が変化していき、まぶたとまつげが、角膜から離れていきます。そのためまず様子をみます。
まれではありますが、成長するのを待てないこともあります。中央に傷をつくって視力の成長をさまたげたり、角膜炎などの深刻なトラブルをたびたび起こしたりすれば、早期に手術をおこないます。小さな子供に局所麻酔の手術は無理ですから、入院して全身麻酔で手術します。
学生・成人の逆まつげでは、まつげを抜く方法を一般的におこないます。まつげを抜いても、向きの悪い毛根は残って生えかわるので、定期的に抜いていきます。
ご自分で抜かれる患者様もおられますが、ピンセットで角膜をついてもいけませんので、任せていただいた方が良いとおもいます。
それでも治らず、痛みを繰り返したり、視力に影響したりするようであれば、まつげの電気分解・レーザー・手術をおこないます。